「オーバーヴァイス」の華麗なフェーブ

 

オーバーヴァイス

 

オーバーヴァイス Oberweis 」は、ルクセンブルクの大公御用達の有名パティスリーです。(2012年10月に行なわれたギョーム皇太子の結婚式でもウェデイングケーキを担当したほどの銘店です)

 

 

1945年にお店を創業したピット・オーバーヴァイスさんは、世界的なパティシエ・ショコラティエの団体「ルレ・デセール Relais Desserts 」の初代会長。現在は、長男のトムさんと次男のジェフさんが300人以上のスタッフを束ねています。

 

このオーバーヴァイスのフェーブは本当に素晴らしい。上の写真のように、ひとつひとつがとても精巧で美しいのです。

ただ、オーバーヴァイスのケーキやショコラは、日本ではバレンタインシーズンやデパートのルクセンブルクフェアの時くらいにしか目にすることができません。正直、フェーブを見て「これはどんなお菓子なんだろう?」と思うことがあります。

 

 

たとえば、上の写真の手前の中央にあるマカロンを使った3種のフェーブ。2009年のオリジナルフェーヴなのですが、最初見た時「いったいこれは何?」と思いました。

 

ところが、ある日この「謎」が解けたのです。





これです! 

  

 

 2009年1月のサロン・デュ・ショコラのセミナーで、長男のトムさんが作って下さいました。チョコレート風味のマカロンに、フランボワーズピュレの入ったスポイトが挿してあります。

 

長男のトムさんは、本当に真摯で堅実なお人柄です。翌年来日された次男のジェフさんは愉快で溌剌とされていました。


ルクセンブルクは、フランス、ドイツ、ベルギーと個性的な国に囲まれた国ですので、それぞれの国の優れた感性をうまく取り入れているように感じました。

 

 

 



 

オーバーヴァイス

16, Grand-Rue Luxembourg

 

フェーブとは→こちら