「レクレール・ドゥ・ジェニ」 オリジナルフェーヴの進化


 

レクレール・ドゥ・ジェニのフェーヴ2015

 

パリのエクレア専門店レクレール・ドゥ・ジェニ  L'Éclair de Génie 」の話題はすでに「エクレアの宝石箱」というタイトルのページでご紹介しましたね。

 

実は、このお店の今年(2015年)のフェーヴもなかなか素敵なんです。

 

「えっ?」と思われるかもしれませんが、「上の写真のエクレアは長さ3センチ。実は陶器でできているんですよ」と言えば驚かれるでしょうか。


 

オリジナルの小さな缶の中に緩衝材が敷かれていて、その上に色鮮やかなエクレア型のフェーヴ5本が納められています。

 

 



缶から出して並べてみると

 

お菓子作りをする人ならすぐに気付かれると思いますが、このシュー生地の下半分の「焼き色」と「生地の割れ具合」は実にリアルです。

 

私もミニチュア制作で超リアルな極小エクレアを作ったりするので、このシュー生地の質感のこだわり具合には非常に惹かれるものがあります。

 

 

 


 

「レクレール・ドゥ・ジェニ」の実際のエクレア

 

この写真は、「レクレール・ドゥ・ジェニ」のパリ本店で売られている本物のエクレアです。

 

この表面の仕上げ、本物のエクレアはもちろん素晴らしいのですが、フェーヴでの再現性も驚くほど素晴らしい。

特に、赤いメタリック仕上げのエクレア、そのツヤ感と絶妙なマット感。見事というしかありません。

 

「私もこんなミニチュアを作ってみたい」と思わせるような出来栄えです。

 

 

 


でも、もうひとつ

 

実は、この一番手前のフェーヴは「レクレール・ドゥ・ジェニ」の昨年(2014年)のオリジナルフェーヴ。

 

このお店が昨年「初めて1個だけ」作成したオリジナルフェーヴで、裏に「N°1」と書かれています。

 

 

昨年、これを見つけた時、「裏にNo.1と書かれているからには、おそらくNo.2以降もオリジナルを制作し続けるということだろうなぁ」と思いながら、なんだかお店にある本物のエクレアとデザインやスタイルがかけ離れているし、少しリアリティに欠けるような気がして、あえてコレクションには加えなかったんですね。

 

実際、No.1は少し太めのミニエクレア風で、それはそれでカワイイのですが、私のリアリティを求める「コレクター魂」が揺さぶられなかったというか。

 

 

でも、レクレール・ドゥ・ジェニのフェーヴ、今年はみごとに進化してきましたよね。

しかもNo.2〜No.6と複数で、オリジナル缶入り。

さすが「Génie(天才)」と名付けられたお店だけのことはあります。

 

クリストフ・アダムさん Christophe ADAMさん、今後も期待しちゃいますよ。

 

 

 

 

 

 

 

レクレール・ドゥ・ジェニに関しては

 

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レクレール・ドゥ・ジェニ

14 rue Pavée, Paris


 

フェーヴとは → こちら